主婦でもクレジットカードの審査に通る?

主婦でもクレジットカードの審査に通る?
主婦でもクレジットカードを申し込むことは可能ですが、その方の置かれている状況によって審査結果は大きく変化してしまいます。

例えば、夫婦共働きで、結婚前から変わらず正社員でいる場合は、「主婦」という肩書きを無視して1人の社会人として申し込むことが出来ますね。

しかし、専業主婦であれば、本人の収入がゼロになってしまいますので、自分だけの収入で申し込んでも審査に通過することはできないでしょう。

また、パート収入を得ている場合、その収入額や勤続年数によって通過するかどうかが決まります。

このように、一言で「主婦」と言っても、その人によって状況は様々ですので、自分の置かれている状況や環境に応じて申し込む会社を選ぶ必要があります。

今回は、主婦がクレジットカードを申し込む際、注意すべき点や審査に通過しやすいカードとはどの様なものなのか、についてお話していきたいと思います。

スポンサードリンク

 

1.正社員の主婦のクレジットカード審査

半年~1年以上正社員として働いている主婦の場合、その収入もパートやアルバイト等よりは高額だと言うことが予想されます。

この場合、夫の扶養から外れている可能性も高いため、「主婦」であることをそれほど気にする必要はありません。

自分自身の収入で、一人の社会人として希望のクレジットカード会社の審査に申し込むといいでしょう。

しかし、個人信用情報に過去の延滞記録があるなど、返済能力の面で引っかかってしまう場合もありますので、過去に延滞した経験がある場合は、一定期間を経過し、個人信用情報がきれいな状態になってから審査に申し込むようにしましょう。

また、正社員でも、働き始めたばかりでは、今後も安定した収入が得られるかどうか判断出来ません。そのため、勤続年数の点で審査に通過しづらくなってしまうかもしれません。

クレジットカードの審査に申し込むのであれば、最低でも半年以上勤めてから行うようにしましょう。

2.パート収入がある主婦のクレジットカード審査

パートでも、収入が少しでもあるなら、カードの審査に通過する可能性はあります。

但し、パートの場合、夫の扶養から外れないよう、年収も103万円以内に抑えている方が多いのではないでしょうか。するとどうしても正社員で働いている方よりも収入が少なくなってしまいますね。

また、パートですので、正社員よりも転退職に自由がききます。

すると、クレジットカード会社としては、「いつ辞めるかわからない、収入の少ない方」に積極的にカードを発行したいとは思わないものです。

多くのクレジットカード会社で発行しているクレジットカードと言うのは、積極的に利用しきちんと返済してもらうためのものです。ですから、収入が少なく、それほど頻繁に利用してはもらえないような方で、更に今後返済が難しくなるかもしれない状況の方へわざわざ発行する必要はありませんね。

しかしそのカードの発行目的が、確実な支払と利益を得ることではなく、知名度向上や集客である場合、審査通過の可能性が高くなります。

例えば、イオンカードや楽天カードなどであれば、その知名度を上げ、顧客を集め、積極的にショッピングしてもらう事が目的ですので、アルバイトやパートの方でも審査に通過しやすくなるのです。

パート収入のみの方がクレジットカードを作る場合は、この様に、そのカードの発行目的を知り、自分がその会社に望まれる顧客であるかどうかを判断し、申し込む場所を決めることが大切です。

スポンサードリンク

 

3.専業主婦のクレジットカード審査

主婦の中でも、一番カードの審査に通過しづらいと思われているのが専業主婦かもしれませんね。

主婦を専業で行っていますので、本人の収入はゼロです。これでは無職の方が申し込むのと同様、審査に通過することは出来ません。

しかし、専業主婦だからこそ作ることが出来るクレジットカードというものがあるのです。

それは、配偶者の収入で審査をしてくれるクレジットカードです。

配偶者に安定した収入があり、勤続年数も長く、勤務先の経営状態も安定している場合、返済が滞っても配偶者が代わりに返済に応じてくれる可能性を考慮し、専業主婦にでもクレジットカードを発行してくれるのです。

楽天カード、イオンカード、ライフカード等審査の柔軟なカードはもちろんのこと、銀行系の、審査が比較的厳しいと考えられているカードでも作ることができます。

これは無職の方には難しいことですね。

同じ無収入でも、養う人がいるか否かで結果が違ってきてしまうのです。

もしかすると、配偶者の収入しだいで、パートやアルバイト、派遣社員や契約社員よりも、専業主婦の方がカードの審査に通過しやすいと言えるかもしれません。

専業主婦だからと肩身の狭い思いをする必要はないのです。

但し、養ってくれるはずの配偶者がフリーターや派遣社員と言う場合は、養う側に安定した収入があるとは言えないため、審査は難しくなるでしょう。

また、信販会社によっては、夫の収入証明書や同意書が必要となる場合もあります。必要書類が増えると少し手続きも面倒になってしまうかもしれません。

収入証明書や同意書が必要となると、夫に隠れて勝手にカードと作ると言うことも難しくなってしまいますね。

その辺も考慮した上でカードの審査申し込みを行いましょう。

4.家族カードを作る方法

クレジットカードを作りたいからと、やみくもに様々なクレジットカード会社へに申し込んでしまうと、その情報も個人信用情報に記載されてしまうので、多重申し込み者となってしまう危険性があります。

もちろん、申し込み、スムーズに審査に通過し、自分のクレジットカードを作ることが出来れば一番いいのですが、属性に問題があり、自分の名義でクレジットカードを申し込むことは難しいだろうと判断された場合は、審査に申し込む前に、その他の方法はないか検討してみましょう。

もし配偶者がクレジットカードを持っているのであれば、その家族カードを発行してもらうという手段もあります。

家族カードと言うのは、ほとんどのクレジットカードで作ることが出来るようになっています。

カード名義人と生計を共にしている、配偶者、親、子供であれば、家族カードを申し込むことが出来るので、この様な便利な制度を活用してみましょう。

家族カードの場合は、特別審査を受ける必要もなく、申し込み者本人と同じようにカードを持ち、利用することが出来ます。

しかし、良い面だけではありません。家族カードを作る際、次のようなデメリットも生じてしまいます。

家族カードのデメリット

請求が全て申し込み者本人のところへ行く

いつどこで何を買ったか、と言うことがクレジットカードを使うたびに配偶者に知られてしまいます。隠しておきたい買い物もすぐにばれてしまうのは困りますね。

ポイントなどの特典も申し込み者本人のところへ行く

利用額に応じてポイントが加算されたり、様々な特典を得られるのがクレジットカードの良いところですが、家族カードの場合、誰が利用してもそのポイントは全て申し込み者本人のところへいってしまいます。

きちんと話し合って、ポイントや特典も分け合えるようにしておかないと、申し込み者本人ばかりが得をする形となってしまいます。

5.主婦がカード審査に通過するコツ

主婦でも申し込むことのできるクレジットカードがあると言うことはわかっていただけたと思いますが、更に審査通過率を上げるためのコツがあります。

家族カード以外のクレジットカードを申し込むのであれば、この様なコツも活用してみましょう。

・年会費無料のカードを選ぶこと

・キャッシング枠を設けず、ショッピング枠も少なく設定すること(審査に通過した後、増額やキャッシング枠を設定することは可能です)

・申込み書には正確に丁寧に記入(誤字脱字がないかの確認をしましょう)

・1度に申し込むのは1社のみ(複数の会社へ同時に申し込みを行うと、個人信用情報に記録が残ってしまうため、多重申し込み者として、審査に通過しづらくなってしまいます)
・電話番号は携帯ではなく、自宅の固定電話番号を記入

この様な点に注意しながら、審査に申し込んでみると、より通過しやすくなるでしょう。
但し、クレジットカードと言うのはあくまでも返済能力のある方が持つべきものです。いくらカードを作ることが出来たからと言っても、利用しすぎてしまうと返済が難しくなってしまうことも考えられるので、先を見越した使い方をしましょう。

また、家族カードの場合、利用した分は配偶者の口座から引き落としとなります。ですから、配偶者の月給以上のショッピングをしてしまうと返済は難しくなってしまいます。配偶者のおかげでカードを利用出来ているのだと言う感謝の気持ちも忘れず、マナーを守った利用方法を心がけましょう。

●クレジットカードの審査ではなく、主婦のカードローン審査についてはカードローン部の方で詳しく解説しています。
主婦・専業主婦はカードローンの審査に通るのか?
主婦や専業主婦の方でカードローンを検討している方はカードローン部をご覧ください。

このページの先頭へ