ビューカード
JR東日本の子会社「株式会社ビューカード」が発行しているビューカードは、電子マネーSuicaや定期券の情報を組み込むことの出来る、便利なクレジットカードです。
種類も豊富で、以下のような様々な提携カードが発行されています。
*ビュー・スイカリボカード
*ビューゴールドプラスカード
*イオン・スイカカード
*JALカード・スイカ
*ANA VISA Suicaカード
*ビッグカメラ・スイカカード
*ルミネカード
*ジェクサービュー・スイカカード
*Yahoo!JAPANカードスイカ
など。
中にはSuica機能が付帯されていないものもありますが、ビューカードのメリットを存分に受けるには、やはりSuicaが利用出来るカードがお勧めです。
今回は、ビューカードの利点や、ビューカードの中でも特に有名なビュー・スイカカードの詳細についてお話していきたいと思います。
また、人気の高いビューカードは複数ありますので、ビュー・スイカカード以外のいくつかのカードの特徴についても触れてみたいと思います。
1.ビューカードの利点
ビューサンクスポイント
ビューカードを利用することで、Suicaにチャージする際にビューサンクスポイントを貯めていくことが出来ます。ポイントの還元率は1.5%と高くなっており、どのビューカードからでも貯めていくことが出来るので、Suica単独で使用するよりもずっとお得ですね。
Suicaオートチャージ機能
ビューカードにはSuicaのオートチャージ機能が付帯されているため、改札を通過する際、残高が2000円を下回ると自動的に3000円分チャージしてくれます。(後から希望の金額を設定することも出来ます)
電車に乗りたい時に残高不足で慌ててチャージする、などという事がないため、いつでも安心して改札を通過することが出来ますね。
モバイルSuicaの年会費よりお得
モバイルSuicaのサイトから、今持っているビューカード以外のクレジットカードとスイカを紐づけして利用することが出来ます。こうすることで、ビューカードと同じような使い方が出来てしまうのですが、この場合、モバイルSuicaの年会費(1030円)がかかってしまいます。
この1030円の年会費を支払うなら、年会費が安いもしくは年会費が無料のビューカードを作った方がポイントも貯められるのでお得ですね。
スキー、スポーツクラブ、スパ、映画の割引
ガーラ湯沢スキー場リフト券が、ビューカードで支払うことで10%offとなります。
また、スポーツクラブジェクサーではビューカードの提示で入会金無料、タイムズスパ・レスタやシネプレックス映画では優待割引となります。
2.ビュー・スイカカード
では、ビューカードの代表として、ビュー・スイカカードの詳細について見ていきましょう。
年会費:477円+税。初年度も年会費はかかってしまいます。
キャッシング枠:0~40万円
ショッピング枠:0~40万円
付帯保険:紛失・盗難保障、海外旅行傷害保険(最高500万円まで補償)、国内旅行傷害保険(最高100万円まで補償)
国際ブランド:VISA、JCB、MasterCard
カード発行までのスピード:申し込んでから約10営業日程度で発行となります。
公式サイトURL:https://www.jreast.co.jp/card/first/viewsuica.html
ビュー・スイカカードの特徴
Suicaを利用している方には、確実にメリットが得られるカードとなっています。年会費はかかってしまうものの、477円+税と安くなっていますし、WEB明細を利用すると年間600円相当のポイントも受け取ることが出来るので、このポイントで年会費分をカバー出来てしまいますね。
この他にも、定期券購入やSuicaへチャージすることでポイントを貯めていくことが出来、貯めたポイントはSuicaチャージに利用することが出来ます。
年間の利用額に応じてボーナスポイントももらえるため、利用すればするほどお得になる仕組みとなっています。
ビュー・スイカカードの審査
流通系のクレジットカードとなるため、比較的審査は柔軟になっています。未成年者でも申し込み可能となっているので、過去の借り入れ状況等に問題がなければ、それ程難しく考えなくても大丈夫でしょう。
ビュー・スイカカードの特典
ポイントサービス
カード利用額1000円につき2ポイント貯めていくことが出来ます。還元率としては低くなってしまいますが、ショッピングや食事、公共料金や携帯電話の支払いなどでもポイントを貯めていくことが出来るので便利ですね。
また、以下のようなVIEWプラスのマークがついている商品を購入すると、ポイントを通常の3倍も貯めていくことが出来ます。
*回数券
*乗車券
*特急券
*定期券
*Suica定期券
*Suicaカード
など。
また、オートチャージや、ビューカードによる入金などによっても3倍のポイントを貯めることが出来ます。
さらに、明細をWEBに切り替えるだけで、毎月20ポイント(50円相当)ももらえます。年間で600円相当にもなりますね。
貯めたポイントは1ポイント2.5円としてビュー商品券やクーポン、JALのJMBマイル、ビッグポイントやSuicaへのチャージ分、Suicaのグッズなどに交換することが出来ます。ポイントの利用の幅が広いのも便利ですね。
ボーナスポイント
年間の利用額に応じて以下の様にボーナスポイントを受け取ることが出来ます。
*年間利用額30万円・・・100ポイント
*年間利用額70万円・・・400ポイント
*年間利用額100万円・・・600ポイント
*年間利用額150万円・・・1000ポイント
※但し、VIEW対象商品は対象外となります。
Suicaオートチャージ機能
改札を通過する際、残高が一定額を下回ると自動的にチャージしてくれる機能が付帯されています。いつでも残高を気にせず利用できるので便利ですね。
さらにこのチャージによってもポイントが加算されます。(通常の3倍)
コンビニでお得
コンビニの支払いもビュー・スイカカードからチャージしたSuicaで可能ですし、購入の度にビューサンクスポイントも貯めていくことが出来ます。
ファミリーマートではTカードのポイントと同時にサンクスポイントを貯めることが出来ますし、ローソンではポンタカードのポイントとサンクスポイントの二重取りが可能です。
※但し、一部地域ではビューカードに対応していないコンビニがあります。
定期券と一体化
定期券の機能をクレジットカードであるビュースイカカードに搭載させることが出来ます。こうすることで、乗り過ごしてしまったなど、定期券の区間外で利用した場合でも、清算機で清算することなく、そのまま改札を通過することが出来ます。
後から自動的に乗り越し料金が引き落とされることになります。いつでもどこでも安心して改札を通過することが出来るのは嬉しいですね。
定期券購入でポイント3倍
みどりの窓口、びゅうプラザ、発券機など、ビュープラスのマークがついているところから定期券を購入すると、ポイントが通常の3倍加算されます。
ビュー・スイカカードのETCカード
ビュー・スイカカードの年会費とは別に、年会費477円+税がかかってしまいます。しかし、ETCカードの利用によってもポイントを貯めていくことが出来るので、頻繁に活用している方はポイントで年会費をカバーできそうですね。
ビュー・スイカカードのメリット
クレジットカードでもあり、Suicaでもあり、定期券にもなる、1枚でとても便利な機能を備えたカードとなります。利用すればするほどポイントを貯めていくことが出来ますし、貯めたポイントをまたSuicaチャージ分に活用することも出来ます。
定期券区間外乗り越し料金も精算する必要がありませんし、Suicaチャージの残高が少なくても自動的にチャージされるため、電車に乗る際の煩わしい手間を全て省くことが出来る、まさに夢のようなカードですね。
ビュー・スイカカードのデメリット
年会費がかかる
カード自体の年会費も、ETC年会費もかかってしまうのは残念です。また、初年度無料というクレジットカードが多い中で、このカードは初年度から年会費がかかってしまいます。
しかし、ポイントが貯まりやすくなっているため、頻繁にSuicaを利用している方であれば、貯めたポイントで簡単に年会費分のもとは取れてしまうでしょう。
明細をWEBに切り替えるだけでも、年間600円相当のポイントを受け取ることが出来るので、これだけでも年会費分がカバー出来てしまいますね。
3.主なビューカード、種類ごとの特徴
ビュー・スイカカード以外にも、お勧めしたいカードはたくさんあります。そこで、人気の高いビューカードの特徴について少しまとめてみました。
ルミネカードの特徴
ルミネカードを持っていると、ルミネで常に5%offでショッピングを楽しむことができます。また、年に数回10%offとなるキャンペーンが開催されます。洋服や書籍、CDなどほとんどの商品が対象となるので嬉しいですね。
さらにカード利用額1000円につき2ポイントのサンクスポイントを貯めていくこともできます。貯めたポイントはSuicaチャージや、ルミネの商品券と交換が可能です。
また、年間の利用額に応じても以下の様にルミネ商品券プレゼントというサービスがあります。
*年間利用額50万円~70万円未満・・・2000円分のルミネ商品券
*年間利用額70万円~100万円未満・・・3000円分のルミネ商品券
*年間利用額100万円以上・・・5000円分のルミネ商品券
但し、初年度の年会費は無料ですが、翌年から年会費として1000円かかってしまいます。
ビッグカメラSuicaカードの特徴
利用するたびにビックポイントが貯まりますし、チャージしたSuicaでビックカメラにてショッピングをすると、10%のビックポイントを貯めていくことが出来ます。
もちろん、チャージすることによってサンクスポイントも貯まるため、ダブルでお得ですね。
貯めたポイントはSuicaにチャージすることが出来ます。またその逆でサンクスポイントをビックポイントへ交換することも可能です。
年会費も初年度は無料ですし、年に1度でもカードを利用すると翌年の年会費も無料になります。
但し、ビッグカメラSuicaカードに定期券の機能を搭載させることは出来ません。
イオンSuicaカード
イオンとの提携カードとなるので、カードを利用するたびにトキメキポイントを貯めることができ、貯まったポイントをSuicaチャージとして利用することも出来ます。
毎月20日と30日にイオンで開催されている「お客様感謝デー」ではイオン系列のお店で5%offでショッピングを楽しむことが出来ますし、毎月10日や5のつく日(5日、15日、25日)はポイントが2倍になります。
年会費も無料となっているので、モバイルSuicaを利用するよりもずっとお得ですね。
JALカードSuica
年会費は2000円かかってしまいますが、初年度は無料ですし、入会後の搭乗時と毎年初回の搭乗時に1000マイルプレゼントしてもらうことが出来ます。海外・国内の旅行保険も1000万円までという手厚い補償になっているため、旅行に便利でお得なカードとなるでしょう。
ANA VISA Suicaカード
JALカード同様、年会費は2000円となっていますが、初年度は無料ですし、入会時と毎年のカード継続時に1000マイルプレゼントという特典があります。
旅行保険の補償についてもJALカードと同様ですが、ANA VISA Suicaカードには、JALカードSuicaにはないショッピング保険(年間100万円まで)が付帯されています。ネット不正利用補償もついているため、JALカードSuicaより安心できるカード言えるでしょう。
ANAを頻繁に利用している方にお勧めです。
この様に、ビューカードと言うのは様々な種類があり、それぞれ提携会社によって特典内容も違ってくるのですが、基本的にはSuicaを利用している方にとって便利でかつお得になる仕組みが満載のカードとなっています。
Suicaを常に利用している方、これまで年会費を支払ってモバイルSuicaを利用していた方は、ぜひこの機会にビューカードを検討してみてはいかがでしょう?