東京メトロTo Me CARD

東京メトロが発行している「To Me CARD」について紹介します。カードを持っていると受けられる特典・ポイントシステムなど、気になる点をまとめました。東京メトロを頻繁に利用する方なら、とても便利なカードです。電車移動が多い方こそ、ご一読頂ければと思います。

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東京メトロTo Me CARDのスペック

To Me CARDには、一般・Prime・ゴールドカードの3種類があります。スタンダードな一般カードの基本スペックを見てみましょう。

申込資格:満18歳以上 ※専業主婦・学生OK
年会費:永久無料
キャッシング枠:初回10万円・30万円・50万円から選択
ショッピング枠:UCカード規定の支払可能見込額の90%以内で設定
付帯保険:なし
国際ブランド:VISA・Master Card
公式サイトURL : http://www.to-me-card.jp/index.html

東京メトロTo Me CARDの特徴

To Me CARDの特徴は、カード利用でメトロポイントがたまることです。たまったポイントは、PASMOにチャージして使えます。ポイントのため方は、大きく分けて3つあります。

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1.東京メトロに乗ってためる

定期券の対象外区間で東京メトロを使うと、1回あたり2ポイントがもらえます。営業で得意先周りをしていると、一日に何件も東京メトロを乗り降りすることがあるはずです。たとえば、3件の得意先周りをする時に6回メトロに乗れば12ポイント。

これだけで12円得したことになります。土休日は、さらにポイント3倍。1回東京メトロに乗るだけで6ポイントが加算されます。毎日10ポイントずつためていけば一週間で70ポイント。

一ヶ月で280ポイントもたまります。普通に生活しているだけで毎月300円のキャッシュバックが受けられると考えると悪くないはず。東京メトロを頻繁に利用するなら、ぜひ発行しておきたいカードと言えます。

2.電子マネーを使ってためる

メトロポイントをためるシーンは、乗車だけではありません。Prime・ゴールドカードの場合は、自販機や店舗の利用でもポイントがつきます。

一般カードは、電子マネー利用でのポイント付与無し。エキナカでのお買い物でメトロポイントがほしいなら、上位カードを検討する必要があります。

3.定期券を買ってためる

全てのランクのカード共通で1000円ごとに5ポイントもらえます。一ヶ月6000円の定期を買ったら、一気に30ポイントゲットです。

定期代は、会社で精算できるビジネスマンには良いお小遣い稼ぎ。憂鬱な通勤も、メトロポイントがもらえると考えると頑張れます。

ゴールド・Primeなら乗車ポイント付与率アップ

乗車でもらえるメトロポイントを効率よくためたいなら、上位カードを検討します。たとえば、ひとつ上のPrimeにするとどうでしょう。

平日1乗車につき10ポイント・土休日なら20ポイントもらえます。ゴールドならさらに2倍で平日20ポイント・土休日が40ポイント。年会費を払ってもペイするだけのポイントがもらえそうなら切り替えを検討しましょう。

To Me CARD オートチャージ機能を使うには?

To Me CARDを活用するなら、オートチャージが便利です。オートチャージとは、PASMO残高が少なくなったときに自動入金するサービスです。

残高が一定金額以下になったとき、改札機を通るタイミングでチャージできます。入会したときの設定は2000円以下になったときに3000円チャージ。条件や金額は、1000円から10000円の間でお好みにあわせて変更できます。

なお、カードを発行した時に自動でサービスがはじまるわけではありません。駅事務室・定期券売り場に「PASMOオートチャージ機能設定申込書」を持参して申し込みます。磁気定期券を使っている場合は、記名PASMOの発行が必要です。自分の場合はどうすればいいのか迷ったら、駅事務室や定期券売り場で聞いてみましょう。

To Me CARD Prime PASMOなら1枚3役

通常のTo Me CARDだと、クレジットカードとPASMOを別々に発行します。紛失に強いメリットはあっても、カードの枚数が増えるのが悩みの種。1枚にまとめられるとお財布がすっきり片付きます。

To Me CARD Prime PASMOを選ぶと、PASMO・定期券・クレジットカードを統一できます。1枚で3役をこなしてくれる優れもの。カード会社は、JCB・三菱UFJニコスの選択制です。どちらを選ぶかは、カード会社ポイントの使い勝手で考えると便利。通常のお買い物カードをJCBにしているならJCB・ニコスカードを使っているなら三菱UFJニコスを選びます。

すでに定期券を持っている場合、To Me CARD Prime PASMOへ情報を移すことはできません。定期の切り替えのときにカード発行を考えるのがかしこいやり方。新しく定期を買う前にカードを発行しておくと、ポイントがつきます。

通勤・通学に必ず使うものを買う時に、ポイント還元がつくとうれしいもの。これから切り替え時期をむかえる方は、ぜひ検討してみてください。

To Me CARDのデメリット

魅力がたくさんあるカードではありますが、気になる点を見てみましょう。まず何より、付帯保険がつかないことです。旅行傷害保険がつかないので、メイン使いするにはスペック不足。

お買い物シーンでマルチに使えるカードとは言えません。電車に乗るとき専用のサブ使いがおすすめです。次に、定期区間はポイントがつかないこと。定期区間の移動が多い場合、カードを持つ旨味を感じません。思ったよりもポイントがたまらず、がっかりすることもあります。

良くも悪くも、東京メトロ利用者に対象をしぼったカードです。東京都にお住まいの方以外は、メリットがほとんどありません。

クレジットカードと考えずに、東京メトロを使いこなすためのサービスカードと理解しておくのが正しいあり方。自分にとって意味があるカードかどうか、よく考えたうえで発行しましょう。

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