BMWカード
BMWと三菱UFJニコスが提携して発行している「BMWカード」について紹介します。上位ブランドのダイナースカードとは別物です。憧れの自動車メーカーが出しているクレジットカードとあって、関心を持つ方もいるでしょう。カードを持っているとどんな特典が受けられるのか。
年会費や国際ブランドなど、気になる点を総まとめにしてお届けします。これから契約を考えているなら、一通り目を通しておきましょう。
BMWカードのスペック
ブランドロゴが目をひくBMWカード。申し込み資格・年会費・利用枠など基本情報のまとめです。
年会費:4,762円(税別)
キャッシング枠:入会時は最高50万円・それ以降は審査の上で増額可能
ショッピング枠:10~100万円 ※学生は10万円まで
付帯保険:海外旅行傷害保険 最高5000万円・ショッピング保険 年間限度額100万円
国際ブランド: VISA
カード発行までのスピード:最短翌営業日
公式サイトURL : http://www.cr.mufg.jp/apply/card/bmw/index.html
高級自動車のカードだけに条件が厳しいと思いきや、学生も発行可能です。アルバイトをしていて定期的な収入がある方なら契約できる見込みがあります。
よりステータスが高い「BMWカード ダイナース」があるだけに、限度額はやや控えめ。最初のキャッシング枠は最高でも50万円と明記があります。お買い物・キャッシングをがんがん使うというよりは、BMW特典目当てで加入するカード。気になる特典の詳細は、次の項で紹介します。
BMWカードの特徴
BMWカードを持っていると受けられるサービスを項目ごとに見ていきます。
BMWオリジナルグッズと交換できるポイントシステム
BMW カードを使うとBMW Card Pointがたまります。1000円利用につき1ポイントが基本。ポイントアップ対象の「エクストラ加盟店」で使うと2〜3ポイントたまります。対象店舗の例をあげると正規ディーラー・ヒルトンホテル・シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルなど。年間利用金額が50万円を超えるとボーナスポイントも加算されます。
たまったポイントの使い道はBMWオリジナルグッズとの交換です。商品例を見てみると、スタイリッシュな時計・ロゴが入ったキーリング・モノトーンのマグカップなど。どんな方にも好まれるシンプルで上質なデザインはさすがです。時計を受け取るために必要なポイントは9400ポイント。
通常利用で考えると9400×1000で940万円の時計ということになります。一番少ないポイントでもらえるマグカップでも550×1000で5万円以上の利用が必要。「これでは少し割に合わない。より実用的にポイントを使いたい」と考える方は、BMW正規ディーラーでキャッシュバックを受けてください。1ポイント5円換算でカード利用代金と相殺されます。
24時間対応のエマージェンシー・サービス
エンジンがかからない・警告灯が点滅するなど、もしもの時に相談できるサービスです。24時間365日対応で、ドライバーの「困った」に対応します。普段しっかり手入れをしていても、車検をきちんと行っていても、どこかに不具合がでてくるものです。
そんな時に相談できる相手がいると安心。BMWカードを持っていれば、知識豊富なスタッフが適切なアドバイスをしてくれます。セールスマンや購入店舗に連絡しようとしても、夜中だとつながらないことがあります。
いつでも必ず連絡がとれる対応先は貴重です。カード契約者の一親等家族・契約者経営法人保有車両もサービスの対象。困ったにしっかり対応してくれる「エマージェンシーサービス」を活用して、大好きな車を思い切り乗り回しましょう。
オリジナルデザインETCカード
BMWカードを持っているとオリジナルデザインのETCカードを発行できます。発酵時に1000円の手数料がかかりますが、それ以降は無料。年会費をかけずに素敵なデザインのカードが持てます。
大好きなメーカーの自動車に乗ってお出かけするならETCカードもおそろいにすると素敵。高速ドライブがストレスレスで快適になります。ご機嫌でお出かけしたいBMW愛用者にぜひチェックしてほしい一枚。彼女とデートの時にこんなカードをさっと出せると憧れのまなざしを受けるでしょう。
BMWカードのデメリット
BMWオーナーにとっては魅力が多いカードですが、そうでない方には使いにくいところが難点です。他のメーカーの車に乗っているけど「いつかBMWを」と思っている方におすすめすることはできません。ポイント還元を受けられる場所が正規ディーラーだけなので、カードを持つ旨味がほとんどないはず。年会費4762円と安くはないお金を払うのに全く特典がないようでは残念です。カードをほとんど使わない方が持つ場合も同様です。毎年決まってかかる年会費を負担に感じることがあるでしょう。
はっきりとした利用目的はないものの「とりあえず1枚」と考えているなら他社カードが無難です。年会費無料のクレジットカードはたくさんあります。クレジットカードはアクセサリーではないので、カードインターフェイスだけで決めると後悔します。年会費をペイできるだけの特典があるかどうか、よく考えたうえで契約しましょう。
その他のクレジットカード機能で気になるのは、国内旅行障害保険がつかないことです。お高めな年会費をとる割には、ややスペック不足に感じます。カードの充実サービスを求めて加入するというより、BMWカーライフを便利にする手だてと考えるべき。メインカードとして使うというより、BMWオーナーになるうえで念のために持っておくカードと考えるのが妥当です。
いろいろと説明してきましたが、BMWに乗っている人にとってはとても便利なカードだと思います。オーナーが気になるアクセサリー情報・BMWの活動など、見逃せないニュースが定期的に届きます。会員誌「BMW Card News」を目当てに加入するのも楽しみ方のひとつ。ペーパーを眺めているだけで楽しくなるブランドニュースが詰まっています。
憧れのスポーツカーを手に入れたら、よりカーライフを素敵にする手段も用意したいもの。誰もがうらやむ高級車に乗るチャンスが来たら、ぜひ検討してみてください。