ダイナースクラブカード

アメックスやJCB同様、国際ブランドでありながら、カード発行業務も担っているダイナースクラブ。

ダイナースクラブカードは、アメックスと並び、ステータス性の高いカードとしても有名ですね。

また、ダイナースクラブカードは食に関するサービスが満載のカードとしても有名です。「ダイナース」という言葉も、実は食事をする人と言う意味で付けられているのです。

カードを提示することで食事が可能になるというシステムを初めて導入したのがダイナースクラブでした。その後そのカードはプラスチック製のクレジットカードとなった為、今も食事の為のカードと言う意識が強いようです。

また、ダイナースクラブカードは世界で初めて生まれた、歴史あるクレジットカードだとも言われています。

このカードもアメックスと同じで富裕層向けに発行されているもので、審査基準も厳しく、カードの取得に成功するのは医者や弁護士など社会的地位も高い方のみとなっています。ですから、持っているだけで十分なステータスを示すことが出来るでしょう。

ダイナースクラブカードはダイナースから発行しているカードの中では一般カードとしての分類になりますが、他社と比べると、ゴールドカードよりも手厚い補償やサービス内容となっているため、スーパーゴールドカードなどと呼ばれています。

今回は、ダイナースクラブが発行している、ダイナースクラブカードと、更にワンランク上のダイナースクラブプレミアムカードの審査や申込み資格、ショッピング枠や特典など特徴を解説します。

スポンサードリンク

 

ダイナースクラブカード

スタンダードなカードですが、その内容は他社のゴールドカード以上となっており、ステータス性も高いカードです。

ダイナースクラブカードのスペック

申し込み資格:27歳以上の安定した継続的な収入がある方。※但し、審査は他のカード会社の審査よりも厳しくなっています。基準は公開されていませんが、年収500万円以上、勤続年数10年以上であることが好ましいでしょう。
年会費:22,000円+税
キャッシング枠:会員の資産や収入、利用状況により決定。
ショッピング枠:会員の資産や収入、利用状況により決定。
付帯保険:紛失盗難補償、海外旅行保険(最高1億円まで補償)、国内旅行保険(最高1億円まで補償)、ショッピングリカバリー(年間最高500万円まで補償)
国際ブランド:ダイナースクラブ
カード発行までのスピード:審査に約1週間かかってしまいます。その後、発送までにさらに1週間~10日前後かかります。
公式サイトURLhttps://www.diners.co.jp/ja/cardlineup/dinersclubcard.html

ダイナースクラブカードの特徴

保険の補償内容も手厚く、サービス内容も充実していますが、ダイナースクラブがまず何よりも重視しているのはステータスです。

審査基準も今現在は緩和されているものの、以前は「持ち家であること、医者・弁護士・大手の管理職などであること、年齢33歳以上であること、勤続年数10年以上」など、細かく設定されていました。

今でも、年齢制限は低くなったものの、どのカード会社より厳しく、審査基準は公開されていないものの、年収は500万円以下では通過出来ないと言われています。

だからこそ、カードを取得できる方が少なく、カード自体の価値も高くなっていくのでしょう。

ダイナースクラブカードは一言で言うと、「最上級のステータスカード」です。

また、ダイナースならではの特徴として、独自の種類設定があります。

通常は一般カード・ゴールドカード・プラチナカードという形でグレードごとに数種類用意されているものですが、ダイナースでは、ダイナースクラブカードとダイナースクラブプレミアムカード、法人向けダイナースクラブビジネスカードの3種類となっています。

その中でもダイナースクラブカードが、自ら申し込むことが出来る一般カードの部類に入りますが、実際にはその内容も審査基準も他社のゴールドカード以上となっていますし、プレミアムカードはプラチナ並とも言われていますが、アメックスと並ぶブラックカードだとも考えられています。

この様な他にはない種類設定もまた、ダイナースの大きな特徴ですね。

スポンサードリンク

 

ダイナースクラブカードの審査

以前よりは申し込み資格年齢が下げられたため、審査は若干柔軟になってきてはいますが、やはり他社と比べると厳しい傾向にあります。

年収は500万円以上、勤続年数も長ければ長いほどいいでしょう。また、直近の良好なカード利用実績もあると十分な判断材料となるため、審査に通過しやすくなります。

その他、個人信用情報に思わしくない記録が残っていないこと、過去1年以内に延滞がないことなどの条件をクリアできると審査に通過する可能性は高まるでしょう。

ダイナースクラブカードの特典

食に関するサービスが他のどのカードよりも充実しています。

*コース料理を優待価格で楽しめる
*予約の難しい高級料亭の予約が可能
*銀座のクラブを優待価格で利用出来る
*会員限定のレストランでおもてなし
*一流レストランの一流シェフがおもてなし

など、食事を贅沢に楽しむためのサービスが満載ですね。

大切な商談を成功させたい場合や、プロポーズを決めたい時、得意先のおもてなしなどに利用するといいでしょう。グループ特別プランを利用すると2人分のコース料理が無料になるというサービスもあるため、大勢で食事を楽しむ時にもいいですね。

また、専用デスクで予約を済ませておくと、会計はカードから後日清算されることになるので、食事後レジを通らずにスマートに店を出ることが出来ます。

食事をした相手に気を使わせることがないのは嬉しいですね。

さらに、ダイナースクラブカードは海外旅行をする際にも心強い味方となってくれます。

*保険の補償内容が手厚い
*宿泊の割引制度がある
*国内、海外にダイナース独自の空港ラウンジがあり、無料で利用出来る
*空港までのタクシー代片道無料
*空港近隣の駐車料金が無料
*手荷物無料宅配サービス

など、旅行を存分に楽しむことが出来るプランも満載です。

また、高級ブランド店で会員特別優待を受けられたり、フラワーサービスがあるなど、ショッピングの際にもワンランク上の特典を得られます。

さらに、他のクレジットカード同様ポイントも貯めていくことが出来るのですが、そのポイントの期限が有りません。いつまでも貯め続けることが出来るのは嬉しいですね。

もちろん貯めたポイントは他社と同じようにギフト券や商品券などに交換することが出来ます。一般の方が馴染みのあるネットショップAmazonのギフト券と交換したり、楽天のポイントへ移行することが出来るのも嬉しいですね。

ダイナースクラブカードのメリット

世界的知名度の高いカードですので、国内はもちろんのこと、海外でも持っているだけで十分なステータスを示すことが出来ます。

特に海外旅行の際に便利なカードとなってくれるでしょう。

宿泊プランを考えたり、航空券の手配、レンタカーやタクシーの手配など、旅行に関する面倒な手続きも全てダイナースクラブカードがサポートしてくれます。旅行の前から帰宅するまで、安心して楽しむことが出来るのは嬉しいですね。

食に関するサービスも満載なので、特別な日に限らず、普段の外食にも、ダイナースクラブカードは心強い味方となってくれます。

ダイナースクラブカードのデメリット

一般カードとして考えると、高い年会費にデメリットを感じる方が多いかもしれませんね。その内容はゴールド以上と考えられているため、内容と照らし合わせると、それ程高すぎるわけではないのかもしれませんが、他社のゴールドカードであれば10,000円前後がほとんどであるため、ダイナースクラブカードの22,000円は少し高いように感じられますね。

また、厳しい審査もデメリットの一つです。

厳しいからこそ、取得できた場合、充分なステータスを示すことが出来るのですが、どんなに欲しくても誰もが持つことは許されないので、欲しいけれど審査に通過出来ない方にとっては残念な点でしょう。

ダイナースクラブETCカード

年会費・発行手数料共に無料。

ダイナースクラブプレミアムカード

ダイナースクラブプレミアムカードとは、ステータス性の高いダイナースクラブカードを取得出来た方の中から、更にカード会社により選ばれた方のみが持つことの出来るとても希少価値の高いカードです。

ダイナースクラブプレミアムカードのスペック

申し込み資格:ダイナースクラブ会員で、カード会社からインビテーションを受け取った方。
年会費:130,000円+税
キャッシング枠:会員の資産や収入、利用状況により決定。
ショッピング枠:会員の資産や収入、利用状況により決定。
(※限度額は会員の収入や資産によって決定されるのですが、たいていは無制限と思えるほどに高額な商品でも購入できると言われています。しかし、明らかに年収よりも高額な買い物を何度も繰り返すと返済が困難になってしまう可能性が高いため、不審に感じられた場合は電話による確認が行われますし、人によって制限を設けられている場合もあります)
付帯保険:紛失盗難補償、海外旅行保険(最高1億円まで補償)、国内旅行傷害保険(最高1億円まで補償)、ゴルファー保険、ショッピングリカバリー(年間最高500万円まで補償)、海外航空便遅延費用保険、外貨盗難保険、キャンセルプロテクション、交通事故傷害保険・賠償責任保険
国際ブランド:ダイナースクラブ
カード発行までのスピード:インビテーションを受け取って申し込んだ後、審査に約1週間かかってしまいます。その後、発送までにさらに1週間~10日前後かります。

ダイナースクラブプレミアムカードの特徴

このプレミアムカードを持っている方も限られているため、なかなか目にする機会はないでしょう。そのため、アメックスのセンチュリオンカード同様、幻のカードとも呼ばれています。

年会費も高額ですので維持するだけでも大変ですが、手にすることが難しい・選ばれた人しか持つことが出来ないという点で心をくすぐられる方が多いようです。

幻のカードだからこそ、憧れを抱くのかもしれませんね。

ダイナースプレミアムカードの審査

ダイナースクラブカードを持っている方の中から、カード会社が独自の審査で選んだ方だけにインビテーションが送られることになります。

インビテーションを受け取ることが出来れば、カードを取得できますし、どんなに欲しがってもインビテーションを受け取ることが出来なければカードを取得することは出来ません。

ダイナースプレミアムカードの特典

マイル還元率が高いことで有名なダイナースクラブプレミアム。一般的には100円につき1マイル貯まればいい方と言われていますが、ダイナースでは100円につき2マイル貯めることが出来ます。

これはマイルを貯められるどのクレジットカードよりも高い還元率です。公共料金等の様々な決済をカードで行うとあっと言う間にマイルを貯めることができますね。

また保険の種類もとても豊富になっています。海外・国内旅行保険はもちろんのこと、航空便が遅延した場合にかかる費用も補償してくれる保険もありますし、外貨の盗難をバックアップや、事故などの賠償責任までもサポートしてくれます。

この様にいくつもの保険が付帯されているため、カード1枚持っているだけで常に守られているという安心感が得られますね。

グレードの高いカードではプライオリティパスのプレステージ会員になるという特典があるのですが、ダイナースクラブではプライオリティパスはありませんが、独自の空港ラウンジがあるため、ダイナースクラブプレミアム会員はそのラウンジをいつでも無料で利用できます。

国内、海外旅行の際、空港で空き時間があっても困りませんね。贅沢な空間でゆったりとマッサージを受けながら時間をつぶすことも可能です。

その他にも、様々なお店からのカタログやイベントのインビテーション、試読用の雑誌、誕生日プレゼントなどが送られてきます。

常に暮らしに密着しながら、生活をサポートしてくれる存在として、一度手にすると手放すことが出来なくなるカードです。

ダイナースプレミアムカードのメリット

アメックスのセンチュリオンカードと並ぶ、ブラックカードとも呼ばれている、ダイナースクラブプレミアムカード。黒く美しい見た目はもちろんのこと、そのカード内容も申し分なく、持っているだけで十分すぎるほどのステータスを示すことが出来るでしょう。

取得出来る方はほんの一握りで、希少価値が高いため、いつかは手にしてみたいと憧れを抱く方が多いようです。そのカードを取得出来れば、一目置かれる存在となれますね。

最高の贅沢を味わうためのサービスはもちろんのこと、ポイントやマイルの貯めやすさ、移行先の多さなど、普段それ程贅沢をしない一般の方にとっても嬉しいサービスも多くなっています。

保険も豊富なので、多額な保険料を支払って様々な保険に加入するくらいなら、サービス満載のダイナースクラブプレミアムカードを取得したほうがお得かもしれません。

ダイナースプレミアムカードのデメリット

やはり気になるのは年会費です。

130,000円と言うのは、センチュリオンカードに比べれば安いのですが、やはりクレジットカード1枚に10万円以上支払うと言うのは躊躇ってしまいますね。

しかし、年会費以上のメリットやサービスが豊富なのは確かです。

特に、高額な買い物を頻繁にしている方、普段から贅沢な生活を送っている方にとってはとてもメリットの高いカードとなるでしょう。

年会費の支払いが困難で、それ程贅沢に興味がないという方にとってはそれ程必要のないカードかもしれませんね。

ダイナースクラブは、提携している会社も多く、BMWダイナースカード、ANAダイナースカード、JALダイナースクラブ、デルタスカイマイルダイナースクラブカード、マイレージプラスダイナースクラブカードなどの提携カードがありますが、どの提携会社も一流企業となっています。

VISAやMasterCardなどであれば、イオンやセゾンなど、一般の方でも馴染みのある会社と提携する傾向にあるため、カード自体が使いやすく誰からも親しまれやすいという利点がありますが、ダイナースは親しみよりもステータス重視であるため、提携する会社も一般の流通系企業ではないのです。

また、発行も提携先ではなく、全てダイナースで行っています。提携先に頼ることなく、あくまでもダイナースクラブをベースに置いた提携カードとなるため、ステータス性も揺るぎないものとなっているのです。

ダイナースのカードは、プロパーカードも提携カードも、ステータスの為に持ちたいという方の希望を存分に叶えられる、最高級なクレジットカードです。

このページの先頭へ