クレジットカードの還元率とは?

クレジットカードの還元率とは?
クレジットカードを選ぶ際、重視するのはどの様な点でしょう?

万が一盗難などの被害に遭ってしまった場合も考え、セキュリティ面で安心なカードも嬉しいですし、VISAやMasterCardなど、国際ブランドが人気の高いもので、海外でも利用出来る店舗が多いというカードも便利ですね。

また、多くのクレジットカードでは、ポイント制度を導入しています。

入会すると5,000ポイントプレゼント!提携店で利用するとポイント2倍プレゼント!などの特典を用意して、多くのクレジットカード会社では顧客獲得に力を入れているのです。

そして、カード会社の思惑通り、ポイント特典に惹かれて入会する方も多いというのが実情です。

もちろん、セキュリティや利用しやすさも大切ですが、やはり目の前に掲げられた多くの特典は魅力的に感じられますね。

しかし、ポイント制度には、ひとつ注意点があります。

それは、ポイントをどんなにプレゼントしてくれたとしても、その還元率が低ければそれ程多くの得を得られないという点です。

今回は、多くの方が魅力を感じているポイントの特典制度や、その還元率について詳しくお話していきたいと思います。

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1.クレジットカードのポイント制度

提携しているお店で優待を受けられたり、カードを提示するだけで割引となるなど、クレジットカードの特典には様々なものがあります。

その中でも特に有名なのは「ポイント制度」ではないでしょうか。

ポイントはクレジットカードを利用した金額に応じて加算されていくので、利用すればするほどお得になっていく仕組みとなっています。

さらに貯めたポイントはカード所有者のタイミングで様々な商品や割引券などに交換ができてしまいます。

例えば、

・図書カードやギフト券との交換
・キャッシュバック
・年会費に充当
・別のポイントへ交換
・包丁やまな板など、キッチン用品と交換
・電化製品と交換
・生活用品と交換
・ホテルや宿泊施設の宿泊券と交換

などです。

一番好ましく思える商品や券に交換出来てしまうので、ポイントが貯まれば貯まるほど嬉しいものですね。

これは現金で買い物をしていると絶対に受け取ることが出来ないものです。同じだけ買い物をしても、クレジットカードを通すだけで無料で旅行もできてしまうかもしれないと考えると、クレジットカードと言うのはとてもお得なもののように感じられますね。

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2.クレジットカードの還元率とは?

還元率とは「いくらの利用金額に対し、どれくらいのポイントが加算され、そのポイントがどれくらいの価値があるのか」と言うことです。

クレジットカードのポイント制度がいかにお得かと言うことはおわかりいただけたかと思いますが、いくらの利用金額に対し、どれくらいのポイントを加算するかという事(還元率)は、クレジットカード会社によって違ってきます。

この還元率に注目せずにポイント数だけに惹かれてクレジットカードを取得してしまうと、後々思ったほどの特典を得られずに後悔してしまうこともあるのです。

よくあるケースなのですが、初回の入会特典だけに惹かれて申し込んでしまう方がいます。

例えば、1ポイント1円としている2つの会社があったとします。

そしてそれぞれの会社は、

①入会特典を10,000ポイントプレゼント
②入会特典を5,000ポイントプレゼント

としていたとしましょう。

当然10,000ポイントの方がお得に感じられますね。

しかし、①の会社はその後利用金額500円に対し1ポイント加算されていくのに対し、②の会社は100円に対し1ポイント加算されていくのだとしたらどうでしょう?

初回のポイント獲得だけが目当てなので、今後クレジットカードを利用する予定もないという場合はいいのですが、今後も積極的にカードを利用して行く予定なのであれば、②のカードの方がポイントを簡単に貯めることが出来るため、初回の特典だけに目がくらんで①の会社を選んでしまうと、長い目で見た時に損をしてしまうことになりますね。

また、会社によって、1ポイントの価値自体が違う場合もあります。

1ポイント1円の会社もあれば、1ポイント5円としている会社もあるのです。

同じ1ポイントでも、その価値が違っていれば、同じ数だけのポイントを貯めても、一方では家電に交換出来たとしても、一方では図書券1枚にしかならないということもあります。

つまり、ポイント制度で重視すべき部分はポイント数ではなく「還元率」なのです。

この還元率を考えてカード選びを行えば、ポイントは貯めやすくさらに少ない利用金額でお得な商品と交換できるというメリットの高いカードを持つことに成功できるでしょう。

さらに、いくら単位でポイントを付与してくれるのか、という点も重要です。もし100円単位で付与してくれるなら、1,900円と言う半端な金額の利用があっても安心ですね。

しかし、1,000円単位で付与するクレジットカードでは、1,900円と言う半端な額の利用があった場合、1,000円に対してポイント加算されたとしても、端数の900円に対しては少しも加算してくれません。1,000円に満たない額は切り捨てて考えられてしまうのです。

端数の900円は次回買い物したときの利用額と合算して考えてもらうことも出来ません。もったいないですね。

ですから、クレジットカードを申し込む場合は、そのカードがいくらに対してポイントを付与してくれるのかという点も含めて調べておくといいでしょう。

出来れば100円程度の細かい金額ごとに付与してくれるカードを申し込むのが好ましいのですが、1000円単位で付与してくれるカードをどうしても取得しなければならなかった場合は、先に知っておくと、今後買い物をする際にまとめて清算するなど調整することが出来ますね。

3.還元率の高さはどう知るのか?

ポイントの還元率を見てカード選びをする事はわかっても、その還元率をどう調べたらいいのかわからなければ意味がありませんね。

そこで、還元率を簡単に知る方法をお話していきたいと思います。

まずはその会社で提示している1ポイントはいくらの価値があるのか、という点を調べてから、いくらごとにポイントが加算されていくのか見てみるといいでしょう。

1ポイント1円の価値があるのであれば、
・100円につき1ポイント加算・・・還元率1%
・200円につき1ポイント加算・・・還元率0.5%

1ポイント5円の価値があるのであれば
・1,000円につき1ポイント加算・・・還元率0.5%

となります。

この様に、そのカード会社では1ポイントいくらで提供しているのか、さらにいくらにつきどれくらいのポイントが加算されるのかを調べることが出来れば、還元率を簡単に知ることが出来ます。

この還元率は高ければ高いほどお得となります。還元率が高ければ、利用金額が高額になればなるほど、還元される額も増加して行くので、今後クレジットカードで高額ショッピングをする予定があるのであれば、ぜひポイント還元率の高いカードを選びたいものですね。

一般的には、平均的な還元率は0.5%だと言われています。もし還元率が1%以上だった場合、そのカードは高還元率だと言う事になるでしょう。

4.ポイント還元率の高いクレジットカード

どのカードだから還元率何%とはっきり伝えることが出来ない現状があります。

と言うのも、例えば、Yahoo!Japanカードの場合、通常のショッピングは還元率1%ですが、Yahoo!ショッピングを利用した場合は還元率2%となります。

この様に同じカードでも、利用するショップなどによって還元率が変わる傾向にあるからです。

還元率に幅が出来てしまいますし、カードによって年会費がかかってしまうものや無料のものがあるため、どのカードが一番お得になるかと言うことは単純には言えないのですが、還元率1%以上となるクレジットカードをいくつかご紹介したいと思います。

この中から、自分にとって一番利用しやすく、他の特典やセキュリティ面でも魅力を感じられるものを選ぶといいでしょう。

▼Yahoo!Japanカード
還元率 1%~3%
年会費 永年無料

▼オリコカード THE POINT
還元率 1%~2.5%(ネットの通販ショップで利用すると還元率がアップします)
年会費 永年無料

▼dカード
還元率 1%~5%
年会費 実質無料(カードを利用すると翌年から無料になる仕組み)

▼楽天カード
還元率 1%~3%(楽天市場でカードを利用すると還元率2%、週末感謝デーは3%)
年会費 永年無料

▼P-one Wiz
還元率 実質1.5%(入会後半年は2.5%、その後は1.5%)

※クレジットカード利用金額に応じて、請求額を1%値引きという特典があります。還元されるポイントは実際は0.5%になるのですが、請求値引と併せると還元率1.5%となる仕組みです。
さらにP-oneモール経由でYahoo!ショッピングにて買い物をすると5%と言う高還元率も実現出来てしまいます。

年会費 永年無料

▼REX カード ライト
還元率 1.25%
年会費 永年無料

▼イオンカード
還元率 1%(トキメキポイント0.5%+WAONポイント0.5%)
年会費 永年無料

▼リクルートカード
還元率 1.2%
年会費 永年無料

この他にも、年会費はかかってしまいますがゴールド以上のランクのカードだとさらに還元率が高くなるものが増えていきます。その分年会費も高額になっていきますので、今後どのようにカードを利用して行きたいかによって選んでいくといいでしょう。

お金に余裕があり、常に高額のショッピングをしている方であれば、年会費を支払ってでも高還元率のカードを取得したほうが今後さらにお得になるでしょうし、少額の利用で還元率だけを高めたいのであれば、年会費のかからない還元率1%以上のカードを選ぶといいでしょう。

これまで、還元率を気にせず、ただポイントの貯まりやすさだけを重視してカードを選んでいたという方は、今一度持っているカードの還元率を確認してみるといいかもしれませんね。

どんなにポイントが貯まりやすくても還元率が低ければ他のカードを利用した方がお得になるかもしれません。

また、カードによっては、利用するお店や、時期によっても加算されるポイント数が違ってきますので、その違いを把握した上でより高還元率になるよう上手にコントロールした使い方をする事も大切ですね。

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