クレジットカードのオンライン不正利用保険とは

クレジットカードのオンライン不正利用保険とは
クレジットカードをオンラインで利用する際、カード番号と併せて個人情報も入力しなければならないため、少し怖いと感じている方が多いのではないでしょうか?

悪質だと感じられるサイトで入力しないこと、パソコンのセキュリティ対策を強化しておくことなど、オンラインでカード決済する際は様々な注意が必要となってきますが、実際パソコンに詳しくない方は何をどうしたらいいのか分からないものですよね。

しかし、クレジットカードには、オンライン不正利用保険というものがあります。オンラインで不正利用があった場合に補償してくれるサービスです。

今回は、安心してオンラインを楽しむために、ネットショッピングの際の注意点や、不正利用保険とはどの様なものなのか、その保険内容などについてお話していきたいと思います。

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1.紛失盗難保険・ショッピング保険・オンライン不正利用保険の違い

クレジットカードには様々な保険が付帯されています。

その中でも混同しやすい保険について少し見ていきましょう。

①紛失盗難保険

カードが紛失したり盗難に遭い、不正利用されてしまった場合に適用される保険になります。

②ショッピング保険

カードで購入した商品が故障した場合などに適用される保険となります。

③オンライン不正利用保険

オンライン上でカード番号を盗まれ悪用された場合に適用となる保険になります。

この3つの中でショッピング保険だけ、紛失盗難保険やオンライン不正利用保険とは性質が違ってきますね。これはカードに対する補償ではなく、購入した商品に対する補償となるからです。

では紛失盗難保険とオンライン不正利用保険はどの様に違ってくるのでしょう?

オンライン上でクレジットカードの番号を盗まれ悪用されると、紛失盗難保険が適用になるように考えられますが、実はオンラインの場合、この紛失盗難補償が下りないケースが多いのです。

オンラインでの決済行為は自己責任としてとらえられてしまうからです。

オンラインでカード決済する場合は、悪質なサイトへ入りこまないよう、セキュリティ対策を十分に行っておくよう、注意喚起されているはずです。その上で悪用されてしまうということは、自己の管理能力不足と判断されてしまうのです。

紛失盗難保険というのは、あくまでも「規約通りの利用をしていたのにも関わらず、被害に遭ってしまった」と言う時のみ下りる保険です。

・暗証番号が誰でも簡単に臆測してしまえるものだった。
・本人しか使ってはいけないと定められているカードであるにも関わらず、本人以外の人間(家族、友人など)が使っていた。
・カード裏面の署名なしで利用し続けていた。
・本人による重大な過失による被害

など、本人のミスや正しくない利用方法により犯罪に巻き込まれてしまった場合には補償されません。

オンライン上での犯罪もまた、「本人の過失によるもの」と判断されてしまうため、この紛失盗難保険では補償されづらいのです。

紛失もしていなく盗難にも遭っているわけではなく、自らカード番号や暗証番号を他人に伝え、悪用されているのです。これでは自業自得と言われても仕方ありませんね。

また、オンラインでカードを悪用された場合、カード自体は手元にありますね。その為、実際にカード自体がどこかへ行ってしまった時に補償される「紛失盗難保険」では賄いきれない部分もあるのです。

しかし、今はオンライン上の犯罪がどんどん増加していると言われています。大丈夫と安心して入力したけれど実は悪質なサイトだった、番号を盗まれてしまった、セキュリティ対策が不十分で被害に遭ってしまった、ということも多いものです。

では、もしも犯罪に巻き込まれてしまったらどうしたら良いのでしょう?

こんな時、守ってくれるのが、「オンライン不正利用保険」です。

オンライン不正利用保険では、紛失盗難保険では賄うことの出来なかった、オンライン上での詐欺行為に対応してくれます。

・信用してカード番号を入力したのに、実は番号を盗むための詐欺サイトだった。
・「セキュリティ強化」などの誘いに騙され、悪質なサイトだと気づかず入りこんでしまった。
・セキュリティ対策をしていたはずなのに、セキュリティが不十分だった事でカード情報が盗み取られてしまった。

など、カード自体は手元にあるけれど詐欺被害に遭ってしまったという場合に適用されるのが、オンライン不正利用保険になります。

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2.オンライン不正利用保険の内容

①保険適用期間

60日間と定められています。これはどのカード会社でも同じです。

しかし利用明細などを確認せず、自分がいついくらの利用をしたのか把握できていないと、不正にも気づかないまま引き落としとなってしまうことになります。

後から気づいても60日以上経過したのちであれば、保険は適用されなくなってしまうため、いついくら利用したのか把握しておくことと、毎月利用明細をしっかりチェックしておくことが大切です。

②補償金額

そのクレジットカードの限度額がそのまま補償金額になります。

③適用されないケース

紛失盗難保険と同じように、適正な使い方をしていない場合は当然不正利用保険も適用されなくなってしまいます。

・カード裏面に署名をしておくこと
・臆測しづらい暗証番号にしておくこと
・本人以外のものにカードを利用させないこと

など、クレジットカードの規約をしっかり守った使い方をしておくことが大切です。

3.注意点

①付帯されていないカードが多い

紛失盗難保険はほとんどのクレジットカードに付帯されていますが、オンライン不正利用保険というのはまだ全てのクレジットカードに付帯されているとは言い難い状態にあります。

もし今後ネットショッピングを積極的に行うためにクレジットカードを作ろうと思っているのであれば、オンライン不正利用保険付帯のものを選ぶようにするといいでしょう。

また、その内容や呼び方もカード会社ごとに違ってきますので、どの様な場合に補償してもらえるのか、申し込む前に詳しい内容をきちんと把握しておくと安心ですね。

②適用されない場合がある

60日以内に被害に気づきカード会社へ報告しないと、保険は適用されません。保険を適用させるためには、なるべく早い段階で被害に気づき、連絡をしなければなりませんね。

また、規約違反をしていても補償されませんので、常日頃からカードの規約通りの使い方を心がけておくことが大切です。

カード番号のみではなく、暗証番号までも自ら公表してしまったことで被害に遭ってしまった場合も、それは本人による重大な過失とみなされ、補償してもらうことが出来ません。

暗証番号は絶対に教えないように気を付けましょう。暗証番号を聞いてくるという時点で、悪質サイトではないかと疑いをかける必要がありますね。

また、カード番号などをメールで教えるように言ってくるという場合も危険です。通常はありえない方法で番号を聞き出そうとしてくるサイトには注意が必要です。

③すぐに保険が下りるわけではない

保険が適用されるケースでも、すぐに保険が下りるわけではありません。カード会社も本当に不正利用なのかを確認するための時間が必要になるのです。

その間にもし支払い日がやってきてしまった場合、一時的に被害分の支払いもしなければならない場合があります。

後に下りた保険で賄うことができますが、このような場合もあるということは頭に入れておきましょう。

カード会社も、カードを適正に利用してもらうため、また、利用者が安心してカードを積極的に使える様、様々な方向からクレジットカードを守るための努力をしてくれています。

ネット利用者やネット犯罪が増加の傾向にあるため、オンライン不正利用保険も今後取り入れるカード会社はどんどん増えていくと考えられていますが、まだ全てのカード会社で浸透している制度ではないため、今一度自分のカードが適用されるものなのかどうか、確認しておくといいでしょう。

また、実店舗で利用するクレジットカードと、ネットで利用すべきクレジットカードを分けておくと言うのもいいかもしれませんね。ネットで利用するのは、当然オンライン不正利用保険が付帯されている、セキュリティの高い物がいいです。

クレジットカードを選ぶ際、そのカードの特典や使いやすさばかりを重視してしまう傾向にありますが、セキュリティ面もしっかり確認して選ぶことも大切ですね。

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